遺されたHP

先日訃報を聞いた方のHPを毎日少しずつ読んでいます。研究分野の話が一番多く(でもどんな人が読んでも分かり易い),後の方は,入院してずっとテレビとかを見ていらっしゃったのでしょうか,ベッキーの例のこと,コンプライアンスのこと,リスク評価のこと,マスコミの問題点,豊洲問題,などなど様々なことが書かれている。

実は自分の親と1つ違い(65歳)と聞いて,若々しいその人の姿(40代の頃の)しか覚えていなかったのでびっくり。でも,書いている内容は,研究者としての観点から非常に論理的で,筋が通っていて,理想論ばかりでなく,落とし所を踏まえて書かれているものばかり。これからの日本がどうやったら元気になるのかについても,自分がやっていた最新の研究に触れつつ書かれていてとてもおもしろかったし腑に落ちた。

私のめちゃくちゃ尊敬してやまない今の上司も69歳の現役の研究者だけど,やはり同じようなことをおっしゃるので,素晴らしい研究者のものの考える道筋というものは,にるものなのかなあ~と思う。

折に触れて読み返していきたいので,いつまでもこのHPが残るといいな,と思うとともに,2017年3月1日まで更新がされているのに,もうこの世にはいないんだな…と改めて悲しくなる。

人はいつまでも同じではないと強く思ったこともあって,この連休は両親と妹家族と11人で旅行に行ってきた。いろいろ親孝行したいと思って出かけていったものの,終わってみれば全部両親にやってもらってばかりで,全然親孝行にはなっていないけれども…
またみんなで出かけるのを定期的に企画して,みんなで集まれることが一番の親孝行なのかな。今度はちゃんと我が家も車を出せるようにして,父に後ろで休んでもらえるようにしなくては。そういう目標ができるだけで,教習所にペーパー解除に行かなくちゃならない憂鬱な気持も少しはなくなるかもー!
それから,夫の実家にもできるだけ帰るようにしようっと。 

そんなことをイロイロ考える最近です。(年度末はきつい)