読書「ひとりっ子の育て方」

 読了。非常に良かった。ひとりっ子でないおうちにもおすすめ。

・1指示1動作
・小学校高学年のあたりが見守り期。(このあたりは在宅やフレックスを活用したい)
・「あなたは一日に何時間であれば、お子さんと二人きりでいてもイライラせず、安定した気持ちで、笑顔でお子さんと接することができますか」自分にあったスタイルで一緒にいる時間を選べば良い。「1日5時間限定でも、その時間、安定した気持ちで笑顔で子どもと接することができるなら、それも立派な子育てです。イライラした気分で子どもと長時間接し続けるより、はるかにいいのです。」
レジリエンスを育む。激をとばすのでも説教をするのでもなく、話を聞いて甘えさせる。十分に甘えることができた子は心がタフになる。「つらいとき、子どもは、励ましてもらいたいわけでも、解決方法を知りたいわけでもありません。お母さんにつらい気持ちを聞いてもらい、甘えたいだけなのです。十分に話を聞いて甘えを受け入れてあげましょう。」「大変だったんだね、つらかったね、そういって思いっきり抱きしめてあげましょう。ここでお母さんが一緒に落ち込んではダメです。」
レジリエンスは「いろいろあったけれど大丈夫だった」という体験を幼いうちから何度も経験することで身につく。「何があっても親は私のことを見捨てない」「何があってもお父さんとお母さんは僕の味方だ」
レジリエンスが身につくのは、①無条件に受け入れ、肯定されること、②生きる上でのモデルがいること、③親から手を出し「甘やかす」のではなく、子どもから「甘えてくる」のを受け入れること。
・何かあったときに親はジャッジしない(「○○さんが悪い」等)。親の役割は誰が正しいか誰が悪いかを示すことではない。
・辛いことがあったときに「強くなりなさい」「もっと頑張れ」「それくらいがまんしなさい」は×。
アサーションの手本を見せる。
・欲は意欲、生きる力。先回りして与えすぎない。子ども自身ほしくてほしくてたまらないものを一生懸命アピールしてやっと手に入れる経験をさせること。
・選ぶトレーニングをさせる。「これにしたら?」「あれ好きでしょ?」という誘導はダメ。自分で決めることは、責任がついてくる。これに慣れさせる。
・立ち直り力を持つ子供の特徴。①好奇心が旺盛、②感情のコントロールができる、③未来に展望を持てる。
・友達関係には口を出さない。
不登校はきっかけと原因を分けて考える。きっかけ(友達とのトラブルやいじめ)、原因(学校を何日も休んでしまったので行きづらい)。3日休んだら要注意。
・子どもがなにかにつまづきそうになったときに、無条件に「見守られる」「受け止められる」「甘えられる」経験を重ねることが、打たれ強い一人っ子を育てる上で大切。
・子どもの成績について喜びすぎない、落ち込みすぎない。
・子どもの遊びへの付き合い方は、お母さん自身も読みたい本を読んだり家事をしながら、子どもの「ママと遊びたい」求めに『できる範囲で』応じて行けばOK。
・夫に不満があるときは娘を巻き込まず夫に直接伝える。

 

反抗期の頃にまた読み返したい本。