給与明細2

 

いつもの給料の半分という激貧の生活もやっと終わります。今月は受験料納付,旅行,甥の進学祝いなどがあってもはやこれまでかと思ったら,忘れた頃に振り込まれる出張費(しかも遠方だったので新幹線代とかが結構かかっていた),確定申告の還付金などが度々あり,首の皮一枚でつながっておりました。とりあえず無事生活できてよかった!とはいえ控除額は結構すごいことになっていてややしょんぼりです。

今週,長くやっていた原稿を書く仕事をようやく辞めました。某ウェル◯とか,N◯VERとか,再伝聞,再々伝聞あたりまえ,語尾が◯◯だそうです,◯◯と言われています,のオンパレードのような記事には絶対したくないと思って,省庁の発表しているデータとかに当たるように心がけていたし,ときには基本書も自腹で買って,割りと時間をかけてやっていた。でも1本3000円。時間換算すると1000円切ることもしばしば,自腹で買うときはむしろ赤字だったりも。そんな中でも自分に勉強になることもあるかなあと思ってやっていたけれど,4月に編集体制が変わったとかで,変なクラウドチャットの利用は指定されるわ,1500字はマスト,1500字以上は1字1円ちょい,図表も多用しろ等々面倒なことを言い出し始めて,挙句の果てに中学生にわかる程度に書いてくれとのこと。分かり易いレベルを目指すのは大事だと思うけど,当初の想定されていた読者レベルと違う。これでは自分の勉強にもなりません。熱い編集者魂だかなんだかを振りかざすのは結構ですがいくら払ってるか考えてからいえよばーかってことで辞めました。
3年ほど原稿を書いてきたけれど,どんなに資料を探しても見つからず(その法律系のなんとかは判例検索とかを使う権利すら持っていないので…。法律系のなんかなのに),なんとか体裁を整えたけど中身が薄っぺらいときもあった。そういうとき本当にいや~な気持ちになったので,そういうのから開放されることによる利益は月1万円(税引き後)の報酬を上回りますね。大きな事件がなくても毎日記事を書かなくてはならない新聞記者やライターで生計を立てている人は本当にすごいなあと思いました。