読書「その問題、経済学で解決できます。」

読了。

第9章寄付の経済学が面白かった。「これっきりオプション」が有効。

「寄付はこれっきりにします。二度と寄付を頼まないでください」というオプションを付ける。

これっきりオプションを付けたほうが、標準的な手紙を送ったグループよりよりたくさんの寄付が集まり、返信が多かったうえに、これっきりのチェックをした人はさほど多くなかった。

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お客に気を配る企業なら、お客は意見を聞いてもらうのをとても喜ぶのを知っているべき。

そして彼らは、もうやめにしたいですかと尋ねられるととてもうれしい。

幼い子やティーンエイジャーのインセンティブは、「負けたら取り上げる」タイプが有効。

彼らにとってはこの世は今がすべて。

経済的差別を受けないためには、情報をもって交渉に望み、かつ情報を有しているということを相手にアピールすることが有効。差別の経済学。

ここについては、情報の非対称性が問題になっているような気がしたので、「レモン市場」の話とも結びつくのかなーと思ったけれども、そこまでは特に書かれてなかった。

売り手と買い手双方が情報を有することで、経済的差別が解消されて、かつレモン市場のような情報の非対称性による逆選択もなくなるっていうことで、買い手にも売り手にもいい、売り手には詳細な情報を与えるインセンティブになるのかなー、思ったのだけれど、違うかもしれない。最近は逆選択などあまりおこっていないのかもしれないし。今後機会があればまた調べてみたい。

ゾディアックウェポンしながら読めたので、ドロップしなかった時間にも意義を持たせることができてよかった。これ以上無駄だなーって思うようなコンテンツには手を出さないのが自分の精神衛生上よさそうな気がする…。全部のコンテンツに手を出して得られる効用(うれしさとか?)とそれによって失った時間でできたことを比較して、ちゃんと取捨選択をしなくてはならないのかなーっと思ったり。

本当はさくっとクリアしてログアウトしてほかのことを済ますっていうことができれば理想的なのですが…。そういうのができるものに変えるべきか悩ましいところです。

願書が届いたので今週か来週に提出しようと思う。簡易書留で送ってくれるとか、いろいろとすごいなーと思った。択一くらいは健闘できればいいなと思う。