2016年7月台湾旅行③

3日目。胃の痛みの方はだいぶ治まってきました。ただ,昨晩のにんにくマシマシのせいで,一晩自分のニンニク臭さと戦うはめに…友人も同じだったようです。

台湾は日本と1時間時差があるのですが,ついつい日本にいる気分で起きてしまいます。毎日6時半くらいに起きていたので,台湾では5時半に起きていることに。そこから二度寝をして,台湾時間で8時半くらいに起きるという幸せな生活を滞在中はしていました。

今日も暑くなりそうだなーと,日焼け止めとか入念に塗りこみます。日傘を持ってきている人も多いです。しかしそういうことに無頓着な私たちは,どんなに日差しが強かろうが天気予報で「雷雨」がでようが,傘は持ちません。邪魔だからです。

朝ごはんのお店に向かう途中に寄った「中正紀念堂」。とっても広いです。そして,日陰が全く無くあっつい!

蒋介石像。

ここで,衛兵交代を見られることが出来ます。立っている衛兵はピクリともしないで直立。こんなにあついのに汗もかいていないみたいです。よりすぐりのイケメンが選ばれるとのことですが,納得です。

涼し気な衛兵さんとは対照的に,本日も36度の気温にバテバテになりながら汗だくで階段を降りて朝食に向かいます。

鼎元豆漿

3日目の朝はここで,鹹豆漿。あとは,焼いたタマゴをクレープで巻いたもの。昨日と同じです。テイクアウトする地元の人が沢山並んでいます。うっかりテイクアウトの方に並んでいたら,中で食べるならそっちだよ,と並んでいる人が教えてくれました。

鹹豆漿は昨日のお店のほうが好みかも。ちょっと量が多かったです。タマゴクレープ巻はこちらのお店のほうが美味しかった!

こちらでも冷たい豆乳をテイクアウトする人がとても多いです。

永康水果園

朝食を食べて,当初から行きたかったお茶の店に向かいました。その近くにある八百屋のスイカジュースが絶品とのことなので,立ち寄ります。

本当にスイカ100%で,スイカを食べている気分になれます。甘みも自然のものだけなので,すごく良い!

沁園

お茶のお店です。「凍頂烏龍茶」が欲しかったので,連れて行ってもらいました。日本語がとても上手な上品な女性と,優しそうな男性(ご夫婦かな?)のお店です。お茶の入れ方を丁寧に教えてくれて,試飲もさせてもらいました。家用と実家用に購入。

お湯を注ぐと,茶葉が広がって本当にお茶の葉のようになります。香りもすごくいい。なんどかお湯を淹れなおして飲めるそうです。

家で淹れた凍頂烏龍茶。桃の後ろで大きく広がっているのが今回購入したものです。香りが本当にいい。

このお茶屋のそばに石鹸のお店もできて,友人はそこで洗濯石鹸を購入しました。ここも自然素材の石鹸ばかりで,欲しくなってしまうものばかり!

離線咖啡

そしてまたどんどん気温が上がってきて疲れてきたのでカフェに避難です。華山1914文化創意產業園區という公園内にはいくつもおしゃれなカフェがあります。このエリアもかつてあった建物を再利用するというコンセプトのようで,雑貨とかカフェとかおしゃれなお店が沢山集まっていて,人が沢山来ています。

入ったカフェは「離線咖啡」。Offline Cafeというだけあって,お店のWifiはありません。

ここでも,私と友人はお互い日本から持ってきたそれぞれの課題にしばし没頭します。彼女とは大学院時代にずっと一緒に試験勉強をしてきた間柄で,2人で2泊3日の宿泊勉強などを何回もこなしてきたこともあり,さっとそれぞれの世界に入ることができます。本当に一緒に過ごしやすい友人です。

水蒸気が上からでていて,周りを冷やしてくれています

公園の中には蓮の花

種福園斤餅牛肉店

昼は,斤餅(ジンビン)というのでいろいろ巻いて食べる料理を食べに来ました。

1つ目はお店の人が巻き方を見せてくれて,まずクレープの上に葱で甘味噌をすくってのっける。そして肉と焼き卵をはみ出さないように乗せて,くるくるっ。方法はとてもシンプルで簡単なのですが,自分でやるとかじりついた時にはみ出しちゃうという。

シンプルな料理で,でもとても美味しかったです。他の具材とかチャーハンとも試して見たかったのですが,2人では写真のものだけでお腹いっぱいになってしまった…。台湾は最低でも3人以上がいい,とここでも思いました。

食事中,天気予報どおり雷雨になりました。ただ,すぐに通り過ぎるということなので,地下鉄で移動しているうちに止むだろうと,「猫空」というところにあるロープウェイに向かいました。

八里

MRT文湖線というのにのって終点を目指して行きます。地下鉄に乗るなら絶対に「悠遊カード」を持っておくのが良いみたい。私もそう進められて最初に到着した駅ですぐに手に入れました。使い方はSuicaPasmoと同じです。

途中からだんだん景色が変わってきて,終点の辺りでは茶畑とかも広がっていました。さあ今からロープウェイにのって見るぞー!!!と意気込んで乗り場に向かったのですが…

「本日は雷のためロープウェイの運行は中止です。」

そんなあ!!!!!!雨雲もうどっかいったじゃん!!!!!!!!

そして,台湾はいろいろなところが月曜日が休みらしく,この猫空のロープウェイも月曜日,すなわち明日は定休日。わたしたちは火曜日に帰国なので,猫空ロープウェイは乗れずに帰国することが確定しました。

仕方ないので,夕日スポットに行こうと,また地下鉄に乗ります。今度は淡水線という地下鉄に乗り,その終点へ。40分位乗っていました。途中わたしも友人もウトウト。

こんな感じで,対岸にも街があり,船で渡るようです。私たちはとりあえず夕日を見るのを目的にしていたので,地下鉄で到着した駅側で,ドトールとかそういった感じのカフェに入って,夕日を待ちました。

・・・・が。どよどよした雲が居座ったまま,いっこうに日が暮れる気配がありません。1時間ほどカフェで本を読んだりしていましたが,結局夕日は見られないまま,辺りは暗くなってしまいました。うまくいかない時はいかないものです。

このままじゃ引き下がれねえ!と,我々は用もないのに船にのり,対岸の「八里」という街に出かけました。ついた先はとってもディープな世界。屋台が立ち並び,歌を歌ってお金を稼ぐ人がいたり,「昭和のおもちゃ屋」と書かれたおもちゃ屋があったり(入ってみたら非常に懐かしくて欲しくなってしまいました)。

一通りぐるりと回り,特に何もせず船に乗る。何のためにここにきたんだっけ?とお互い苦笑いしてしまいました。でもディープな台湾を味わいたかったらぴったりな場所でした(地球の歩き方では,八里の説明があまり書かれていないせいなのか,日本人はとても少なかったです)。

船は楽しかったです!

雲南人和園

そして,この日の夜は雲南料理を食べるため,昼はセーブしていたのでした。ガイドブックやネットによれば,こちらのお店は店員さんがとても個性的で,良い人とのこと。どんななのか楽しみにお店に入ります。

有名なお店なのか,お客さん全員日本人だった!

注文取りに来てくれた女性は,すっごい元気でノリのいい女性で,おすすめとかをすごい教えてくれます。多分,口コミサイトや本で書かれている店員さんはこの人で間違いない!

エリンギのあげた料理「干扁香菇」。つまみとしてすごくいい。ビールがのみたいです。

マコモダケと牛肉をオイスターソースで炒めたもの。マコモダケを食べたのは初めてだったけれど,クワイとかそんなかんじかなーと思いました。美味しい

「鶏絲虎掌菌炒飯」雲南のきのこがはいったチャーハンです。

「酸菜肉沫加花枝」高菜,そぼろ豚肉,イカが入っています。これは実はおかゆとか麺にのせるのがいいらしいです。

そして本日これを目当てに来ました,の「過橋麺」。お店の人が作ってくれます。

あっつあつの鳥スープの中で鶏肉をしゃぶしゃぶして,

葱や鶏肉を加えて

完成ー!のどごしつるっつるで,スープの味もとても薄いので,お腹にやさしい。これに,上の高菜のを乗せて食べたら,味がぜんぜん違うものになって,1つの料理で2度楽しめました。

お店からのご馳走ですよーと,蓮の実のデザート。銀杏みたいな食感で,美味しかったです。お店のお客さん,みんなこのデザートサービスにイチコロになっていました。

サービスに来てくれた人みんな明るくて親切だったのですが,一番明るく通り過ぎるたびに声をかけてくれたあの店員さんがとてもありがたかったので,最後記念撮影をして,お店を出ました。

その帰りに,昨日と同じマッサージ店へ。この日も尿管のところがいたいです。そのツボは食べ過ぎとかそういうとこじゃないかというくらい。じゃなきゃ胃腸。施術中はほんと顔をしかめるくらいいたいのだけれど,だんだん痛気持ちよくなってくるという,ほんと足裏マサージは奥が深いです。