高知旅行

先日のシルバーウィークに,リフレッシュ休暇3日をくっつけて,ロースクール時代の友人と高知に旅行に行きました。

9月16日(金)

羽田発の飛行機が15分ほど遅れて出発となりましたが,お天気も羽田は雨だったけれど高知についたら晴れていてまずますの出だし。

友人の修習時代の友達が空港まで迎えに来てくれていて,そのままとっても美味しいと評判の鰻屋に行きました。お店の名前は「かいだ屋」。

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13時10分くらいにお店について,名前を記入したところ,記入した直後に完売の張り紙が!危なかったです。

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いつもはとても人気でかなり待つようなのですが,今回は平日だったせいかそれほど待たずに注文した料理が来ました。

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パリパリしたところがあって,めっちゃくちゃ美味しい!!!!!!今まで食べたうな重の中で文句なしの一番です。思い出しただけでも食べたくなります。

至高のうな重を食べて胃も心も幸せになった所で,高知のきれいな川に連れて行ってもらいました。前日まで雨が降っていたそうで,少し川の水は濁っているという話だったけれど,全然キレイ。道路からも川底の石がはっきり見えるくらい美しい。

友人は川を見たら泳がずにはいられない子なので,水着を着て早速川に入っていました。私も気持ちよさそうだな~と岩の上から友人の泳ぐ様子を眺めながら,きれいな川の風景をスマホで撮っていたのですが…水温はどれくらいかな?と足を水につけようと一歩踏み出したら,滑って川に完全に落ちました…。ラフティングに行く予定だったので着替えはたくさん持ってきていたのでセーフだったのだけど,ポケットにスマホを入れたまま落ちたので,スマホがお亡くなりになりました。いろいろ写真を取りたかったのに,残念なことです。

夜は,友人と川に連れて行ってくれた弁護士さんとその事務所に修習に来ている人達と高知料理を堪能しました。1次会では高知の地元のお料理を,1.5次会では高知名物の屋台餃子を楽しみました。2次会は友人たちが行きつけのスナックに行ったところ,そこで大盛り上がりとなり,2時まで濃いウィスキーの水割りを飲み続けたせいで,どのようにホテルに帰ったか,みんな記憶が曖昧です。お金を支払った記憶はないけれど,一応支払った形跡があるので,精算はしているんだね~でも誰が?と翌朝友人と頭を抱えました。この年になって記憶がないとかかなりやばいです。

9月17日(土)

2日目は仁淀川というそれはそれは美しい川にある「にこ淵」というところに行ったり,川で泳ぐ予定となっていたので,水着の準備もばっちりだったのですが…出席者全員二日酔いか寝不足という恐ろしい自体に(私は二日酔い組)。

出発時間を大幅に繰り下げて,私はこみ上げてくる吐き気を飲み物で抑えながら出発です。他のメンバーもなんとなくつらそうです。高知市内から1時間くらいかけて出かけましたが,車の中から見える川が昨日よりも青くてびっくり。「仁淀ブルー」というのだそう。雨が降っていつもより濁っていて残念だね,と地元の人は言うのですが,濁っててそれでもブルーに見える川には本当に驚きです。

「にこ淵」は,だいぶ急勾配な坂を降りて行きます。向かっている途中は晴れていたのですが,着いたあたりから雨が…。急勾配なところを降りていくときには土砂降りになってしまいました。

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土砂降りの「にこ淵」。雨が降らない日はそれはそれは美しい景色なのだそうです。

本当はどこかの川で泳ごうという話になっていたのですが,土砂降りになってしまったのでもうすっかり泳いだ気分になり,また,時間の都合もあったのでそのまま引き返しました。

にこ淵 | 高知県の観光情報ガイド「よさこいネット」

お昼は高知で評判の美味しい回転寿司でお腹いっぱい食べました。

一旦ホテルで休憩をして,高知城の「お城まつり」へ。ここでも雨は降ったりやんだりです。台風が近づいてきているせいです。神楽を見ていたら,雨にどっさりふられて,せっかく着替えたのにまた泳いだようになりました。お城まつりの日は夜も高知城天守閣まで登れるので,せっかくなので登ってみました。高知市内の夜景が一望できて,大満足でした。

その後は友人オススメの高知料理のお店で晩御飯。夜になってようやく前の日の気分の悪いのが取れて,食欲も戻りました。キンメダイのお刺身を美味しい!美味しい!といって食べていたら,ウマヅラハギの刺し身も最高だよ!と教えてもらったのでそれを注文しました。もっちりとしていて,本当に美味しい。ウマヅラハギのアラを茹でたやつと,あとは肝みたいなのものも食べました。あん肝みたいで美味しかった~。

9月18日(日)

台風せいで刻々と天気は悪くなり,朝から大雨が降ったりやんだりです。天気も悪いので一日市内をのんびり散策しよう,という事になりました。

まずは,高知名物の日曜市に行きました。ここの名物の「いもてん」を買い食いしながら,ゆずジュースをのんだり,お店の人も親切でイロイロなものを試食させてくれるので,試食だけでもお腹がいっぱいになります。並んでいる野菜もとても新鮮で,しかも安い!持って帰れるのなら箱買いして持って帰りたいくらい。あと高知は刃物も有名だそうで,うちの包丁がいい加減古くなっているので買い替えたかったのだけれど,飛行機に乗る予定なので今回は諦めました。

ひろめ市場も大勢の人で賑わっていて,朝からカツオのタタキを前にビールを飲んでいる人の多いこと多いこと!ものすごい活気でした。

高知文学館では,高知ゆかりの作家である黒岩涙香寺田寅彦の常設展を観ました。寺田寅彦についてはあまり知らなかったのだけれど,物理学者としても,文筆家としても俳人としても一流と聞いて,日本にもこんな人がいるのかとびっくり。作品は青空文庫にも入っているようなので,これから読んでみたいです。文学館の売店で,黒岩涙香の作品が入っている本を1冊帰りの読書用に買いました。

日本探偵小説全集〈10〉坂口安吾集 (創元推理文庫)

日本探偵小説全集〈10〉坂口安吾集 (創元推理文庫)

 

午後は,名物の「鍋焼きラーメン」を食べたり,駅のそばにある龍馬伝幕末志士社中をゆっくり観たりして(龍馬伝で使われた龍馬の生家のセットがあって楽しかった!)過ごしました。その間もものすごい雨が降っていて,翌日に控えている吉野川のラフティングができるかそればかりが気になってしまいました。

夜は,友人の大阪の友人が高知に出かけてくるということで,また大勢で高知料理を食べました。弁護士さんたちの今の状況などいろいろ教えてもらうことができて,料理も美味しかったし,非常にためになりました。地元に詳しい人が予約をしてくれたお店が,それはそれは美味しくて,しかもお値段も非常にリースナブルで素晴らしかったので,高知に行く機会があればまた再訪したいです。ほんと高知は何を食べても美味しい県です!

9月19日(月)

今回の高知旅行のメイン,それは「ラフティング」だったのです。しかし,台風16号が着々と近づいてきている中,天気はずっと大荒れで,もうラフティングは絶望的…という状況になっていました。友人も「もう明日はラフティング無理だと思うので,今日は深酒OKですよ!」と言って,18日の夜は酔いつぶれていました。

しかし!友人の日頃の行ないか,わたしの日頃の行いか,19日の朝は奇跡的に晴れ。吉野川の状況も悪くないということで,ラフティングができることになりました。素晴らしい~。

車でピックアップしてもらって,徳島県吉野川に向かいます。でも,見れば見るほど水量が多い気が…初ラフティングなので緊張が高まります。友人はラフティングの経験は豊富なのですが,昨晩の深酒がたたって二日酔いで,初心者と二日酔いというなかなかひどい状況です。

半日体験コースで申込みました(9月19日よりオフシーズン価格ということで5500円)。いろいろ説明を聞いて,聞けば聞くほどドキドキしますが,装備を整えて出発です。メガネについても流れてしまうので実はかけないほうがよいらしいのですが,インストラクターの人に相談したら外れないように道具を貸してもらえました。

いくつか険しいポイントがあって,そこを乗り越えるのはジェットコースターに乗っているような感覚で実に楽しかったです。途中,岩の上から2,3メートル下に飛び込むポイントとかもあって非常にスリリング。最後のポイントで上手く乗り越えられずひっくり返ってしまい少々焦りましたが,それも良い思い出です。

半日ラフティングを満喫して,高知市内に戻ってきました。台風情報を見たら,20日の15時頃四国に上陸するとのこと。本当は20日の19時のフライトで帰る予定だったのですが,もし万が一帰れなくなってしまってはまずい,ということで,19日の夜高速バスで高知を出発することにしました。

半日ラフティングで遊びつかれているので高速バスで寝られるかな~と思ったのですが,案の定腰が痛くなってしまい,休憩でとまる度に目が覚めてしまう始末。夜が明けて明るくなってからは,文学館で買った小説を読んで気を紛らわせました。甲賀三郎の小説がなかなか面白かったです。

そんな感じで,台風にスケジュールを大幅に狂わせられながらも,やりたいと思ったことは全て堪能できた高知旅行でした。計画してくれた友人には本当に感謝です。